FC2ブログ
 

「GODZILLA 怪獣惑星」の話しようぜ

Category : 日記

(基本的に作品の核心や展開には触れず、ネタバレにはなっていないですが
映画を観てからの方が内容が伝わりやすいと思います。)

先週土曜日、早速「怪獣惑星」観て来ました。

絶望の虚淵脚本の衝撃展開、櫻井孝宏キャラのミステリアスな立ち位置 (渚カヲルくんぽさありましたね)、ゴジラに立ち向かう勇気と尊厳、次作「決戦起動増殖都市」に期待を寄せさせる終わり方などなど面白い点がたくさんある作品でした。

物語の設定そのものとか、冒頭で過去の怪獣映画の名脇役が出てくるところ (カマキラスとオルガとダガーラには笑った)とか、「諦めたら、そこで……」「謀ったな!!」「買いかぶり」などの各種オマージュセリフとかとか、いろいろ語りたいところが生じました (「買いかぶり」はシン・ゴジラのイズミちゃんによる「買いかぶり過ぎだ。赤坂先生の手腕だよ」を思い出した)。

いろいろ語りたいところがあるだけに

  • 舞台設定

  • 印象的だったシーン (1つ)

  • 次作のポスターについて



に絞って感想述べます。

【舞台設定】

 これまでの怪獣映画やパニックSF作品というのは、日常が怪獣により侵食されるという筋書きが一般的だったと思います。それが今回は、そもそも人類は地球にいても箱舟で宇宙に繰り出しても結局救いがもたらされないような、どん詰まりの状況にいる。そして地球に戻って来たら、ゴジラが「上陸」するとかではなく 最初からそこにいる。

これって、暗い話になっちゃうけど今の世の中というか、どんなに働いても苦労を重ねてもどこか報われないムードから逃れられない、現実の日本の痛烈なメタファーみたいだなぁと思いました。

1954年や1984年のゴジラが、経済成長する世の中で核の脅威を寓話化したモンスターだったとしたら、
出口のない闇に漕ぎ出してしまった世界に君臨する、絶対的絶望の象徴が2017年のゴジラなんだなぁと。

あと、「ゲマトロン演算」などの超難解なワードが飛び交いながら気がついたら亜空間航行が終わってる様子っていうのが、アメリカ・EU・ロシア・中国など諸外国が生む大きな奔流に対して主導権・イニシアティブをとる力など無く混迷の情勢の中を漕ぎ続ける日本のイメージみたいに感じられました。

それはとってもえげつないですが、そういう寓話化された現実を直視するからこそ、後半でハルオ達が立ち上がって戦うことを決意するくだりがグッとくるように思えます。


【印象的なシーン】

 物語の中盤。地球に降り立ったハルオが、白い花のようなものを見つけて「待っていた……俺たち(地球人の帰り)を……」という内容のことをつぶやき、感極まるシーンについて。

ここはハルオの感情の動きが急で、「別に地球人の帰りを待ってたわけでもなくて勝手にそこにあっただけじゃん」と劇場では思ってしまいました。冷静に状況を述べるマーティン博士 (杉田智和の落ち着いた声がとてもいい味出してる)の暖かみがむしろ目立った感じ。

だけど、観終わってから振り返って、このときのハルオの心の動きって (大袈裟には違いないけど)自然な反応だよなと思い直しました。久しぶりに故郷に戻って、何かがそのままだったとしたら、それが自分を暖かく迎えて「ただいま」と言ってくれてるような感慨ってあるよなぁ、と。

自分の体験でいうと、実家を離れて一人暮らしして、久しぶりに帰省で戻ってきたときがそう。
自室の棚に並んでるマンガとか、玄関の靴箱の中にある古い運動靴とか、そういうアイテムが自分にとって、過去の自分と結びついている=時を経て戻ってきた自分を迎えてくれる存在のように思えたことがありました。

ゴジラに立ち向かうことで人類が正義や尊厳を奪還できると思い立つのも、白い花を「自分を待っていてくれた」と捉えるのも、どちらもざっくり言ってしまえば「身勝手な当事者意識」かもしれない。だけどそういう感情・反応によって心の中に熱い「たぎり」のようなものが芽生え、自らを奮い立たせて困難な状況に対峙できる。自分たちを未来へ突き動かしているのはそういう身勝手なエモーションなのだ (だから大切なことだ)と思いました。



【次回作ポスター】

2018年5月の「GODZILLA 決戦機動増殖都市」について。


 すでに、ポスターに写っている物体が「メカゴジラらしき存在」であることがメディア情報で出ていますね。
これなんですが、いちばん手前にあるのは頭部なのでしょうか。怪獣の頭っぽい感じのフォルムではないですよね。ということはなんなんだろう (前日譚の小説「怪獣黙示録」は未読で、そっちに記されているのかもしれないですが勝手に妄想します)。

爪らしきものも写っているので、体の前方であることは間違いなさそう。手前にある装甲板のようなパーツの奥から光が漏れているのを見ると

  • 変形して奥から頭部が現れるのか?

  • あるいは変形して奥から接続コネクターが現れ、パシフィック・リムないしマジンガーZみたいに頭がやってきてドッキングするのか?

  • そもそもこいつはメカゴジラそのものではなく、メカゴジラを遠隔操作するメカであり、もっと怪獣じみたフォルムの別個体が眠っている……のか?


とかいろいろイメージしちゃいますね
こうやってあることないことを勝手に頭の中で想像してるときが楽しいんだよ、連続作品ってのはァ!!!!

まぁ、実際観ているときには「わぁい櫻井孝宏 おれ櫻井孝宏大好き」「わぁい杉田智和 おれ杉田智和大好き」「わぁい小野大輔 おれ小野大輔大好き」な声優名演に浸りつつ、圧倒的な絶望感に心を抉られる作品として楽しめました。


なんかあっという間に11月も下旬ですね。
次の記事がもう2017年まとめみたいになるのかなと思うと、時の流れの速さを感じます
スポンサーサイト
プロフィール

ユミヤシ

Author:ユミヤシ
元: 閃雷です。このたびハンドルネームを変更いたしました。よろしくお願いいたしますc(´ω`)p

●本ブログに掲載された画像につきましては無断転載を禁止とさせていただきますのでご理解のほどよろしくお願いいたします。

最新記事
カレンダー
09 | 2018/10 | 11
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク
検索フォーム