【ガルパン劇場版】遊園地で滅茶苦茶暴れまくることの意味について

Category : 雑感

 映画「ガールズ&パンツァー 劇場版」について書きます。
既に観られた方と「あのシーンってこういう解釈できるよね?」と語るきっかけのような記事です。


---ネタバレ要素ありまくりなのでご注意ください---



 今まで3回観たんですが、エンディング曲がはじまるときの夕焼け空のカットが特に好きになりました。

軸を外れて転がり回ったあの観覧車が、斜めに立てかかって静止して、茜色の夕陽に包まれている。空はだんだん紫色を帯びていく……。

この場面なんですが、ブッ壊された観覧車を数秒間写すシーンだからこそ良い絵面だなぁと思うのです。


演出上の意図等は把握してないのでひとりのファンとしての個人的解釈なんですが、
「壊された観覧車」というのは「非日常空間を瓦解させたことの象徴」のように思います。


一般的には遊園地/テーマパークって、家族で行くにせよデートで行くにせよバイト仲間とかで行くにせよ、「非日常」を楽しむ場ですよね。



そこを戦車で戦うフィールドにして、観覧車も西部劇のセットも橋も壊しまくって、大洗女子学園は勝利しました。



「非日常空間を壊す」ということは裏を返せば


「日常に立ち返る」ことを意味します。


みほ達にとってそれは、「学校を、学園艦を奪還する」ことに他なりません。


本作のストーリーを端的に言えば「試合に勝って、学園を解体から救う」という内容です。


だから、勝利に至る ( = 日常を奪還する)過程のメインは
非日常空間の象徴たる遊園地を滅茶苦茶にしちゃう戦闘として描かれたんだと思います。


その結果として転げ回った観覧車をエンドロールの始まりに持ってくることで
大洗女子学園の戦いが確かに報われたことが印象づけられたように感じました。



エンディングの夕焼け空は単に綺麗なだけじゃなくて、家に帰ることを想起させるイメージになっているんですよね。
そこに瓦解した非日常空間が一緒に描かれることで、家に帰るだけじゃなくて学校に帰れるんだということが言外に印象付けられる。



「試合に勝って、学園を解体から救う」というストーリーが、シンプルだからこそめちゃくちゃ熱くて力強かったなぁという感慨に浸らせてくれる情景でした。


※もちろん、遊園地というのはいろんな仕掛けがあってギミックや演出が盛込みやすかったから舞台に選ばれたのでしょうが、深掘りして意味を読み解くのも面白いということで解釈を書いてみました


---

そんなわけで、「ガールズ&パンツァー 劇場版」は最近観た映画の中でも、いやこれまで人生で観てきた映画の中でも特にお気に入りの一本になりました。自分にとっては、好きな映画は? と聞かれたときに「時計じかけのオレンジ」「冷たい熱帯魚」「トレインスポッティング」「パシフィック・リム」あたりと並べて「すぐ挙げる一本」になりそうです。

他にも好きなシーン・印象的なネタいろいろあるので列挙:

  • リヤカーから崩れ落ちたパイプ椅子の下敷きになってもそんなに痛そうにしない桃ちゃん、すごい強いじゃん

  • 「マカロニ作戦・ツヴァイ!!」←アンツィオにインスパイアされたのにドイツ語かよ!! Σ(゚Д゚)

  • 西住しほさんが脚を閉じずに座ってることがわかるアングルがあって、勝負にのめりこんでたことが伝わった (お淑やかなレディは基本的に脚を閉じて座ると思ってる俺)

  • ドゥーチェの「とりあえずパスタを茹でてからで良いか? (真顔)」→秋山殿が鍋持ってきてそうだから実現しちゃいそう笑

  • そういえば「静止した観覧車」って「車輪が止まった→戦いは終わった」ことを印象付けるカットでもあるよね



劇場でとってもいい気分で観られたので、思い出に浸るためにもしばらく円盤が出るのを待つことにしますc(´ω`)p
プロフィール

ユミヤシ

Author:ユミヤシ
元: 閃雷です。このたびハンドルネームを変更いたしました。よろしくお願いいたしますc(´ω`)p

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