シャドー吹き/ハイライト塗装のコツのような何か

Category : HMMライガーゼロ

前回の記事のライガーゼロですが、

・アーマーにダークグレーの下地吹き
・キャップとフレームの一部に青緑でハイライト塗装
・一部パーツをブラスで塗って黒のシャドー吹き

をしました。


object1

object2

object3


グラデーション塗装を上手にやるには、エアブラシを動かす手を巧く制御するように意識すべきだと思ってやってきました。
しかし最近は、パーツをよく視て「この部分にこれくらいの濃さで色を乗せたいんだ」と意識していくと自然に塗装できていくことに気がつきました。

これはよく考えると当然で、目的としているのは「エアブラシを操ること」ではなく「パーツの色を変えて行くこと」なのだから後者を意識することでイメージにより近い結果が得られるわけです。

この「目的とすることを意識」というのは車の運転なんかでもいえること。運転に慣れていると、左に曲がろうとすると車が左に曲がって行くような感じで進んでいきますよね。

実際には車の方向が変わる際にはハンドルの回転角度や車軸に対するタイヤの角度や現在の速度などなど様々なパラメータが関わっているのですが、運転者はそういった細かいデータを特段意識していないんじゃないかと思います。

運転者が「進行方向」という概念に対して「こっちへ行きたい」と意思表示をすると、その進行方向に車が誘導されていくような感じ。


これと同じようにパーツ上の「色」という概念に対して「こういう色合いにしたい」と意識すれば、そこにエアブラシから吹き出される塗料が誘導されていく。そんな感じで塗っていくのがいいと思うのです。

エアブラシの角度はモデラーが制御しようとして変わって行くのではなくて、パーツが塗料を引き寄せる作用に追従して行く感じ。つまりこういう段取り;

1. モデラーがパーツのある部分に対して「この色で染まれ」と指示する
2. パーツがエアブラシに対して「ここに塗料を吹け」と指示する
3. エアブラシがモデラーの手に対して「この角度になれ」と指示する
4. エアブラシの角度が変わる
5. エアブラシの吹いた塗料がパーツに乗る
6. パーツの色が変わる

1と6だけを抜き出して繋げれば
「モデラーがパーツのある部分に対して「この色で染まれ」と指示するとパーツの色が変わる」
という、目的に応じた結果が得られる部分が明確になりますね


まぁなんでこんなことを言い出したかというと、会社でソフトウェア設計に携わることになったので「オブジェクト指向」という概念に触れた影響です。オブジェクト指向を用いて作る意義とは結局つまり何なのだろうかと考えたところ、

「何かの状態を変えたいとき、本来の目的をその「何か」伝えれば結果が返ってくるようにする」
「細かいデータは見えない部分で連鎖的なメッセージのやりとりによって処理される」
 
という部分が(システムとかの大枠を捉える段階では)大事なんじゃないかなと思いました(※)。それって車の運転とか楽器の演奏で起こってることじゃね?というアイデアが浮かんだ結果、モデラーの営みにも当てはめられるのでは? という発想に至りました。


そういうわけで、グラデーション塗装のときはパーツに色が乗って行く様子がよく視られるように十分な光量の元で作業してみよう(`・ω・´)

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※(余談) オブジェクト指向といえばクラスやインスタンスの話がまずでてきますが、それらを使うとどのような合理的な設計ができるか?という観点に講座で触れたりしてインスパイアされましたー
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